Japolatino

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風の 谷の ナウシカ
2



大ババ :

ひとびと あお せいじょう ち みちび
おや, ナウシカは 知らなかったのかい? ほれ, あの 壁の 旗に あるじゃろう.

み ひだり すみ かた
わしには もう 見えぬが 左の 隅に いる お方じゃ.
もの あお ころも こんじき の お
'その 者 靑き衣を まといて 金色の 野に 降りたつべし
うしな だい ち きずな むす
失われし 大地との 絆を 結び……'
ひとびと あお せいじょう ち みちび

 

ナウシカ :

'ついに 人人を 靑き 淸淨の 地に 導かん…'
さま わたし ふる い つた おも
ユパ樣, 私, 古い 言い傳えだとばかり 思ってました.
ばばさま こま

 

ユパ :

婆樣, からかわれては 困る.
こと

 

大ババ :

おんなじ 事じゃろうが.
わたし ふ かい なぞ と ねが

 

ユパ :

私は ただ 腐海の 謎を 解きたいと 願って いるだけだよ.
われわれ にん げん ふ かい の ほろ さだ しゅぞく
我我 人間は このまま 腐海に 飮まれて 亡びるよう 定められた 種族なのか.
み きわ
それを 見極めたいのだ.
[夜]
わたし さま て つだ

 

ナウシカ :

私に ユパ樣の お手傳いが できれば いいのに…
ひめさま ひめさま

 

ゴル :

姬樣, 姬樣.

 

ナウシカ :

なに, ミト.
かぜ にお

 

ゴル :

ゴルが, 風が うと ゆうとります.
よ あ い

 

ナウシカ :

もう すぐ 夜明けね. すぐ 行くわ.
く ろう
(望樓に 出る) ご苦力さん.
あらし

 

ゴル :

いい 嵐なんじゃが どうも おかしい.
ふね

 

ナウシカ :

あ! あそこ!? ほら, また! 船だわ.
へんきょう ふね

 

ミト :

なぜ このような 境に 船が…
なにごと

 

ユパ :

何事かね?
さま ふね

 

ミト :

ユパ樣, 船です!
ふね

 

ユパ :

船?!

 

ナウシカ :

來るわ.
おお

 

ミト :

大きい!!

 

ル :

ワァ---ッ!!
おおかた せん

 

ユパ :

トルメキアの 大型船だ!
と かた ふ じ ちゃく あ

 

ナウシカ :

飛び方が おかしい!! 不時着しようと している. ゴル, 上げて!
ひめさま む ちゃ

 

ゴル :

えっ…!? 姬樣, 無茶じゃ!
かいがん ゆうどう

 

ナウシカ :

海岸に 誘導する.
まわ き

 

ユパ :

回って 來たぞ.

 

ゴル :

ええい, 行きますぞ---!! (メ-ヴェを 飛ばす)

 

ナウシカ :

テト…

 

ゴル :

ウムッ.
ふ かい お むし ころ

 

ナウシカ :

あ…! なんて ことを…! 腐海に 降りて を 殺したんだわ.
かじ ひ かじ ひ かじ
舵を 引け---! ぶつかるぞ---! 舵を 引け---! 舵を----! はあ…!!

 

ユパ :

落ちた…
ひめさま

 

ミト :

姬樣…
うみ がけ

 

ゴル :

海ぎわの 岸だ.

 

ミト :

行こう!
うご もの で

 

男 :

動ける 者は みんな 出ろ!
はや

 

男 :

早く しろ--!!
はや

 

男 :

早く しろ--っ!!


[大型船の 墜落 現場]
こ い

 

ナウシカ :

あの 子だわ. 生きてる. うっ…いいっ… はあっ.

 

ラステル :

あ… ここは…?
かぜ たに

 

ナウシカ :

風の 谷よ. しゃべっては だめ. ハッ!!
わたし つみ に つみ に も

 

ラステル :

私は…ううっ…, ペジテの ラステル… う… 積荷を… 積荷を 燃やして…!
つみ に

 

ナウシカ :

積荷?
ねが も

 

ラステル :

お願い… 燃やして…
つみ に だいじょうぶ も

 

ナウシカ :

積荷ね. わかった. 大丈夫, みんな 燃えたわ.

 

ラステル :

はあ, よかった…
ひめさま

 

ミト :

姬樣--っ!


(人達の 騷ぎ)


かた し おう ぞく ひめぎみ

 

ミト :

この 方は… ペジテ市の 王族の 姬君ですな.
むし い

 

男 :

だ---! ウシアブが 生きてるぞ---っ!
なか ま よ

 

男 :

まずい, 仲間を 呼んでる!
きず と

 

男 :

傷ついて 飛べないんだ.
じゅう も

 

男 :

銃を 持って こい.
う なか ま よ

 

男 :

だめだ. 擊てば もっと 仲間を 呼ぶぞ.
そく し

 

男 :

卽死させる.
じゅう し

 

ゴル :

ウシアブが 銃で 死ぬか!

 

男 :

じゃあ, どうするんだ!!
ま も き

 

ナウシカ :

待って. ミト, メ-ヴェを 持って 來て.

 

ミト :

ハイッ.
ひめさま

 

ゴル :

姬樣…
もり かえ だいじょうぶ と

 

ナウシカ :

森へ お歸り. 大丈夫. 飛べるわ.

そう… いい 子ね.
ひめさま

 

ミト :

姬樣.

 

ナウシカ :

ありがとう .


( と共に 飛び上がる)

 

男 :

やった!!
ひめさま

 

男 :

さすが 姬樣!!
びき ころ なに お

 

ミト :

よかった…, たった 一匹 殺しただけでも 何が 起こるか わかりませんからな….
(腐海へ を 送ってから ナウシカは 王 が 自分を 見て いる ことに 氣が つく)
オ-ム

 

ナウシカ :

あ…! 王 …!!
[村]

 

少年 :

あった! 來て--っ!!
ふね ほう し
こっち. やっぱり あの 船に 胞子が くっついてたんだね.
どく

 

男 :

まだ 毒は 出してないな.
ふ ば
もう ひと踏ん長りだ.
ひと のこ たいへん

 

少年 :

ウン. 一つでも 殘すと 大 だからね.
なん かた

 

男 :

何だろう, この 固まりは.
ほのお も

 

男 :

あの 炎でも 燃えないとはなぁ…
せんさく あと まわ ほう し や て つだ い

 

ミト :

さあ みんな, こいつの 詮索は 後回しだ. 胞子を 燒く 手傳いに 行って くれ.
ねん い たの
念入りに 賴むぞ.
もの も こ
まったく やっかいな 物を 持ち みおって…

 

ユパ :

ミト, ここを 見ろ.

 

ミト :

はぁ!?
うご い さま
動いとる……. まるで 生きとるようだ… ユパ樣, これは…
たび とちゅう ふ きつ うわさ きし し ち か ねむ きゅうせかい かいぶつ ほ

 

ユパ :

旅の 途中で 不吉な を 聞いた. ペジテ市の 地下に 眠っていた 舊世界の 怪物が 堀り
だ い
出されたと 言うのだ.
きゅうせかい かいぶつ
ミト

 

:

舊世界の 怪物?
きょ しんへい

 

ユパ :

巨神兵だ.
きょ しんへい ひ か かん せ かい や つ

 

ミト :

巨神兵!? あの 火の 7日間で 世界を 燒き盡くしたという… こいつが…
きょ しんへい か せき ち か せんねん ねむ つづ

 

ユパ :

巨神兵は すべて 化石と なった はずだった. だが 地下で 千年も 眠り續けて いた やつ
が いたのだ.
ひと かたち み

 

ミト :

はあ… そう言えば こいつは 人の 形にも 見えます…….
せいほう きょうぼう ぐん じ こっ か し りょしゅう

 

ユパ :

トルメキアは はるか 西方の 凶暴な 軍事國家… 死んだ ペジテの 虜囚といい…

氣に なる……
[翌日]
ねが

 

ナウシカ :

あと お願い.
なにかしら……

 

女 :

あら…

 

人達 :

おおっ!! うわああ-----!!
ふね みんな しろ

 

ナウシカ :

トルメキアの 船だ!! 皆を 城へ!
しろ しろ あつ しろ
みんな-- 城へ!! みんな 城へ 集まれ--!! 城へ---!
ちちうえ
ハアッ, 父上!!
[ジルの 部屋]
さま かく

 

ジル :

ババ樣は 隱れて おれ!

 

大ババ :

わたしゃ ここに いるよ.
ひめさま

 

女 :

姬樣!
(飛び む ナウシカ. しかし ジルは もう 死んでいる)

 

ナウシカ :

おのれェ---!! ハァ! ヌッ!

 

大ババ :

ナウシカ…
(トルメキア軍と 戰う ナウシカ. その 時 ユパが 飛び んで 來る)

 

ナウシカ :

アッ!!
そうほう うご

 

ユパ :

雙方 動くな!!
うご オ-ム かわ けず だ つるぎ そうこう つらぬ
動けば 王 の 皮より 削り出した この 劍が セラミック裝甲をも 貫くぞ.
おとこ

 

兵士 :

あの 男, ユパです.
へい き たに もの さく や たち ふね すく ひっ し はたら

 

ユパ :

トルメキア兵に 訊く. この 谷の 者は 昨夜 そなた達の 船を 救わんと 必死に いた.
いま し しゃ ていちょう ほうむ しょう い くに たい
今も また 死者を 丁重に 蔣ったばかりだ. 小なりとは言え その 國に 對する これが ト

れい ぎ いくさ し り ゆう し しゃ
ルメキアの 禮儀か!! 戰を 仕かけるならば それなりの 理由が あるはず. まず 使者を
た こうじょう の
立て 口上を 述べるべきであろう.
お つ いま たたか たに もの みな ころ い の き かい
ナウシカ, 落ち着け ナウシカ. 今 戰えば 谷の 者は 皆 殺しに なろう. 生き伸びて 機會

を 待つのだ.
こむすめ

 

クロトワ :

エ--ッ, クソッ, 小娘がっ!!

 

クシャナ :

やめろ, クロトワ.

 

 

 

 

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