さるとかに
saru kani kassen
La lucha entre el mono y el cangrejo
Las imágenes son portadas de este cuento que venden en Amazón
むかし むかし、あるところにさるとかにが おりました。
mukashi mukashi, aru tokoro ni, saru to kani ga orimashita
ある日二人であそびに行くと、かには草の中ににぎりめしを見つけました。
aru hi futari de asobi ni iku to, kani wa kusa no naka ni nigiri meshi o mitsukemashita
Un dia, cuando iban a jugar juntos, el cangrejo encontró una bola de arroz entre la hierbaにぎりめし - nigiri meshi - rice ball
さるは、うらやましくてうらやましくて「おれも何かを見つけよう。」と思い、
じめんをよくさがしていると、かきのたねを見つけました。
" saru wa, urayamashikute urayamashikute ore mo nanka o mitsukeyou " to omoi,
jimen o yoku sagashite iru to, kaki no tane o mitsukemashitaEl mono
そして、さるはかにのにぎりめしを食べたくて、こう言いました。
soshite, saru wa kani no nigirimeshi o tabetakute, koo iimashita.「かにどん、にぎりめしとかきのたねをこうかんしようか。 にぎりめしは、食べるとすぐなくなってしまうよね。
Kani don, ni girimeshi to kaki no Tane o koo kanshiyou ka. Ni girimeshi wa, taberu to sugu nakunatte shimau yo ne.
だけど、かきのたねというのは、 うえると毎年おいしいかきをいっぱい食べられるんだよ。」
Dakedo, kaki no Tane to iu no wa, ueru to maitoshi oishii kaki o ippai tabe rarerun da yo.かにはその話を聞いて、「かきのたねはいいもんだな。」と思って、自分で見つけた にぎりめしとこうかんしました。
Kani wa sono hanashi o kiite,kaki no Tane wa ii mon da na. To omotte, jibun de mitsuketa ni girimeshi to kookan shimashita.
食いしんぼうなさるは、にぎりめしを食べ、 かにはかきのたねをもって帰りました。
Kuishinboo na saru wa, ni girimeshi o tabe, kani wa kaki no Tane o motte kaerimashita.
かには家へ帰って、にわのすみにかきのたねをまきました。毎日毎日かにはかきのたねに 水をかけたり、こやしをかけたりしていました。
Kani wa ie e kaette, ni wa no Sumi ni kaki no Tane o makimashita. Mainichi Mainichi kani wa kaki no Tane ni mizu o kake tari, koyashi o kake tari shite imashita.
「早くめを出さないとはさみで切るぞ。」とかにが言うと、かきのたねはあわてて めを出しました。
Hayaku me o dasanaito hasami de kiru zo. To kani ga iu to, kaki no Tane wa awatete me o dashimashita.
そして、「早く大きな木にならないと はさみで切るぞ。」とかにが言うと、 かきのめはあわてて大きな木になりました。
Soshite, hayaku ookina ki ni naranaito hasami de kiru zo. To kani ga iu to, kaki no me wa awatete ookina ki ni narimashita.
こんどは、「早くみをつけないとはさみで切るぞ。」とかにが言うと、かきの木は まっかにじゅくしたみを つけました。
Kondo wa, hayaku mi o tsukenaito hasami de kiru zo. To kani ga iu to, kaki no ki wa makka ni jukushi Tami o tsukemashita.
かには「さあ、うまそうなかきを食べよう。」 と思って、かきの木によじのぼろうとしました。
Kani wa saa, uma-soona kaki o tabeyou. To omotte, kaki no ki ni yojinoborou to shimashita.
でも、りょう手のはさみでカチカチやっても、 かには木からずるっとすべりおちてしまいます。なんどやってもうまくのぼれませんでした。
Demo, ryoo-te no hasami de kachikachi yatte mo, kani wa ki kara zuru tto suberiochite shimaimasu. Nando yatte mo umaku noboremasen deshita.
そのうちさるがやって来て、うまそうなかきを見て食べたくなってきました。
Sono uchi saru ga yattekite, uma-soona kaki o mite tabetaku natte kimashita.
「もともとおれがそのかきのたねをひろったんだから、おれがおいしいかきを食べるぞ。」 と言って、さるはすばやく木にのぼって、ガツガツとかきを食べました。
Motomoto ore ga sono kaki no tane o hirotta n dakara, ore ga oishii kaki o taberu zo. To itte, saru wa subayaku ki ni nobotte, gatsugatsu to kaki o tabemashita.
さるがいちばん赤くておいしいかきをかってに食べているので、 木の下にのこっていたかには「さるどん、猿ど~ん、おらにもひとつとっておくれ」 とたのみました。
Saru ga ichiban akakute oishii kaki o katte ni tabete iru node, ki noshita ni nokotte ita kani wa sarudon, sarudo~n, ora ni mo hitotsu totte okure to tanomimashita.
そこで、さるはあおくてかたいみをえらんで、力いっぱいかにになげつけました。 かにのこうらにかきが当たり、かにのこうらはずたずたになりました。
Sokode, saru wa aokute katai-mi o erande, chikaraippai kani ni nagetsukemashita. Kani no Koo-ra ni kaki ga atari, kani no Koo-ra wa zutazuta ni narimashita.
そして、かにがしんでしまったとわかって、 さるはしらぬかおをして、いそいでにげ出しました。
Soshite, kani ga shinde shimatta to wakatte, saru wa shiranu kao o shite, isoide nige dashimashita.
なんと、かわいそうにしんだかにのこうらから、かにの子どもたちが出てきて、 お母さんがしんでいるのを見ておいおいなきました。
Nanto, kawaisoo ni shinda kani no Koo-ra kara, kani no kodomo-tachi ga dete kite, okaasanga shin de iru no o mite oioi nakimashita.
ないているかにの子どもたちの声を聞いて、はちがとんで来ました。 「かにの子どもたち、どうしてないているの。」とはちはたずねました。
Naite iru kani no kodomo-tachi no koe o kiite, wa chi ga tonde kimashita. Kani no kodomo-tachi, dooshite naite iru no. To wa chi wa tazunemashita.
「お母さんがしんだんだ。さるにころされた。」とかにの子どもたちがなきながら答えました。
Okaasan ga shinda nda. Saru ni korosa reta. To kani no kodomo-tachi ga nakinagara kotaemashita.
「あいつはわるいやつだな。」とはちが言いました。そのうち、くりがやってきて、 「かにの子どもたち、どうしてないているのか。」と聞きました。
Aitsu wa warui yatsuda na. To wa chi ga iimashita. Sonoochi, kuri ga yattekite, kani no kodomo-tachi, dooshite naite iru no ka. To kikimashita.
かにがさるにころされたという話を聞いて、くりははちと同じように思いました。 みなはさるはわるいやつだからあだうちをしようと思いはじめました。
Kani ga saru ni korosa reta to iu hanashi o kiite, kuri wa wa chito onajiyooni omoimashita. Mina wa saru wa warui yatsudakara ada uchi o shiyou to omoi hajimemashita.
そこにうすが来ました。うすもかにのはなしを聞いて、さるはわるいやつだと思いました。
soko ni usu ga kimashita. Usu mo kani no hanashi o kiite, saru wa warui yatsuda to omoimashita.
そしてさいごに牛のふんが来て、話を聞き、みなであだうちに行くことにしました。
Soshite sai go ni ushi no fun ga kite,-banashi o kiki, mina de ada uchi ni iku koto ni shimashita.
なかまたちはさるの家へでかけました。
Naka ma-tachi wa saru no ie e dekakemashita.
かにの子どもたち、はち、くり、うすそして牛のふんはさるの家につきました。
Kani no kodomo-tachi, wa chi, kuri, usu soshite ushi no fun wa saru no ie ni tsukimashita.
ちょうどさるがるすにしていたところだったので、みなはあだうちのじゅんびをしました。
Chi ~youdosarugarusunishiteitatokorodattanode, mina wa ada uchi noji ~yunbiwoshimashita.
びっくりしてわけもわからないままに、さるはにげようとしましたが、 牛のふんにずるっとすべって、ころびました。
Bikkuri shite wake mo wakaranai mama ni, saru wa nigeyou to shimashitaga, ushi no fun ni zuru tto subette, korobimashita.
その時、やねにいたうすがどすんとおち、さるはぺちゃんこになりました。
Sonotoki,ya ne ni ita usu ga dosunto ochi, saru wa pechanko ni narimashita.
こうして、かにの子供となかまたちは【ははがに】のあだをとりました。
Kooshite, kani no kodomo to naka ma-tachi wa [wa haga ni] no ada o torimashita.
kimi
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